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日々の出来事日記でボケ防止!

お伊勢さん参り Part Ⅰ

今日も一日無事に過ごすことができました。
ありがとうございました。

 

2021年12月28日、念願だった伊勢の神宮にお参りをさせていただく事ができました。

伊勢には、小学生の時に修学旅行で行ったことがあるのと、就職してから新人教育の
一環として、2泊3日?3泊4日?の研修に強制参加させられた記憶があります。
その後、妻の実家に帰省した時に、全員で来たことがありますが、今のような「参拝をしたい。」と言う感じでのお参りではありませんでした。

そうそう、この強制参加の研修、記憶が曖昧な部分が多々ありますが、思い出しました。

これは研修と言うよりも修行と言った方がいいと思います。

先ず朝5時か6時に大きな太鼓の音で起こされ、身支度をし、竹ぼうきをもって参道や橋を掃除します。

座学も有ったと思いますが、興味が無かったのでしょう、全く記憶にありません。

多分参加者は300名程だったと思いますが、その講師の方、研修の2日目には、参加者全員の顔と名前を覚えており、全員が集まっている場所で、「右端からお名前を呼ばせていただきますね。あなたは○○さん、その次の方は○○さん...。」てな感じで、所々でほんの少し間が空く時もありましたが、間違える事なく全員の名前を呼ばれたのです。

この場面は鮮明に覚えているので、インパクトが大きかったのだと思いますし、すごい記憶力の方だったなと、今は羨ましく思います。

そして最終日の前日の夜です。
ふんどしを巻いて、流汗鍛錬(りゅうかんたんれん)と連呼しながら、真冬の五十鈴川に首まで入って行くのです。
ふんどしなんて初めて付けましたし、くそ寒い中、ふんどし一丁ですよ

川の水なので、冷たいと言う感覚を通り越して、針で全身を刺されているような痛みと、余りの冷たさに、普通に呼吸もできません。

私は不運にも最前列だったので、どんどん後ろから押され、五十鈴川の中へ押し込まれていくので、禊が終わっても、なかなか川から上がれず、一番寒い、いや、痛い思いをしました。

当時私は血気盛んな期間が長かったのか、長い反抗期を卒業できていなかったのか、「こんな事して何になる? こんなアホな事にお金を使って、この会社大丈夫か?..... あほくさ。」

当時はこのような考え方しかできなかったので、何の学びも当然無く、ただただその馬鹿さ加減に呆れて、いつの間にか記憶から消し去っていました。

昔の人たちにとって、お伊勢参りは、誰もが憧れた一大イベントだったそうです。
江戸からだと、徒歩で片道約1ヵ月程掛かったそうなので、時間とお金に余裕がある人でないと、お伊勢参りはできなかったようで、皆で費用負担をして、代表者がお伊勢参りをして帰ってくるという仕組みも有ったそうです。

今は何の不自由も無く、気軽に参拝させていただく事ができますが、昔の人達にとっては、それ程貴重なお参りで、参拝前には五十鈴川で身を清め、神宮を参拝されていたそうです。

今思うと、私はあの研修で、五十鈴川で身を清めると言う経験、神宮で清掃などの奉仕活動を行った経験など、凄い事を経験させていただいていたんですね。

今だったら、純粋に感謝の気持ちを持って参加できると思うのですが、当時は....。
まぁ、仕方ないような気もします。

回想が長くなってしまいましたので、次回につづきます。

今日も1日ありがとうございました。

 

(つづく)